こんにちは、理学療法士の島田です。
今日は反り腰に対して、呼吸のアプローチをご紹介します。
現代人の姿勢の悩み、猫背+反り腰(スウェイバック姿勢)。
猫背には、背骨を反らすことが大切ですが、いきなり伸ばしても上手く伸びません。
なぜなら背骨が動く体の環境が整ってないから。
しっかり順序を踏まえて改善することが大切です。
その第一ステップとして、今日は呼吸について説明します。
呼吸のトラブル
現代人の呼吸のトラブルとして、呼吸が吐ききれないことが挙げられます。
呼吸が吐けなければ、吸うこともできません。
呼吸が吐ききれないことで、肋骨は外旋して開いてきます。(リブフレア)
それに伴い、腰椎の伸展が強まり、胸椎はカウンターで屈曲が強まることで、
猫背+反り腰へとなってきます。
【反り腰で過剰に外旋し開いている肋骨】に対して、
【強制呼気(息を吐ききること)+肋骨を内旋して閉じること】が対策となります。
背骨を動かす準備段階として、ここが踏まえられていなければ、上手く動かすことができず、
反る動きをした時により腰椎での反りが強まり、痛みへとつながることもあります。
強制呼気に働く胸横筋・横隔膜
上記で示したように、外旋した肋骨を内旋することで、腰椎の反りを改善することができます。
①胸横筋:胸骨〜第2-6肋軟骨に付着し、肋骨を下方に引き下げ、強制呼気を促す。
少しマイナーな筋肉ですが、強制呼気の役割を担います。
②横隔膜:胸骨、肋骨、腰椎に付着する。呼吸のメインの筋肉。呼気や吸気に作用します。
加齢に伴い、横隔膜の筋力は30%減少し、胸椎後弯・胸郭の可動性低下すると言われています。
しっかり横隔膜による呼吸をする必要があります。
横隔膜を収縮させて、肋骨を下方・内旋方向へと閉じることが大切です。
座ってできる呼吸エクササイズ
あくまでも例の1つですが、ご紹介します。
【方法】
①大きく鼻で息を吸う。
②口から息をゆっくり吐きながら、骨盤後傾・背骨全体を丸くする。
③この時肋骨を閉じながら、吐ききることを意識する。
注意点:首だけの動きにならないようにしましょう。吐ききる意識も重要です。
今回は座った状態でのエクササイズをご紹介しましたが、仰向けでも可能です。
息を吸って、吐きながらゆっくりと肋骨を閉じていきます。最後まで吐ききると肋骨は閉じます。
この時可能であれば頭、肩甲骨を床から持ち上げてみましょう。
注意点:仰向けでの頭部挙上は、顎が上がると首を痛めます。顎が上がらないように注意しましょう。
せっかくの取り組みで、どこかを痛めてしまっては元も子もありませんので、
セルフエクササイズとして取り組む際は、リスクの少ないものを選択していきましょう。
まとめ
・反り腰改善には、ステップを踏んでいきましょう。
・第一ステップは呼吸。肋骨を閉じられなければ、背骨の動きは引き出せません。
・息を吐けないことが問題。強制呼気に働く胸横筋・横隔膜を使いましょう。
・セルフエクササイズ動画。リスクの少ない方法を選択しましょう。
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