こんにちは、理学療法士の島田です!
反り腰を改善するステップ⑤は、腹部コントロール編です!
①〜④までのステップはこちらをご覧ください。
猫背+反り腰改善には、腹筋が必要!という認識は、徐々に広まってきていると思います。
①−④までのステップを踏まえた上で、ここで腹筋の登場です。
ただ腹筋をどうしたらよいのか?ここが疑問になると思います。
鍛えるの?ストレッチするの?
答えは、【腹筋群で動きをコントロールする】こと。
上体起こしやプランクをやれば良いというわけではありません。
マッチョになる必要があるわけではありません。
ポイントとなる筋肉は、腹横筋。
お腹を横方向に横断する筋肉で、コルセットと同じ働きをします。
この腹横筋による腹部のコントロールで、腰部を安定させて、胸部の動きを引き出していきます。
では詳しく行ってみましょう!
腹横筋(インナーマッスル)がなぜ必要?
“腹筋”といってもいろんな種類の腹筋があります。
シックスパックで知られる腹直筋、体幹を回旋させる腹斜筋群、
そしてインナーマッスルとして働く腹横筋です。走行はお腹を包みます。
腹直筋や腹斜筋はもちろん腹部のコントロールとして働きますが、
その前にインナーマッスルである腹横筋の機能が必要となります。
腹直筋や腹斜筋は主に動きを生み出すアウターマッスルとして位置付けられます。
つまりは大きな筋力で、動くために必要な筋肉。
反対に腹横筋は体幹の安定(背骨の安定)として働くインナーマッスルです。
効率よく動くためには、関節部分では安定が必要となります。
そのため、筋肉には収縮する順番があります。
まずインナーマッスルの収縮により、関節が安定した上で、(フィードフォワード機構)
アウターマッスルの収縮による動きが起こります。
このメカニズムが破綻してしまうと、関節部分が不安定な状態となり、負担となってしまいます。
その負担が腰痛へとつながってくることも多くあります。
この腹横筋の働きにより、腰部を安定させることで胸椎の動きを出していく必要があります。
腹部コントロール
上記で述べた腹横筋は背骨を安定させる働きがあります。
使い方は、ドローイン(おへそを凹ませる)ことで収縮します。
ドローインによる腹横筋の収縮は、主に下部腰椎を安定させると言われています。
つまり動かしたい胸椎や上位腰椎はその上にあるので、動かしやすくなるということ。
ここで注意したいのは、ドローインの方法です。
おへそを凹ますと言いましたが、凹ますと同時に肋骨が開かないよう、呼吸を吐いてやりましょう。
ここが呼吸編や肋骨編を踏まえていないと、正しい腹横筋の使い方ができないのです。
肋骨を閉じた状態で、おへそを凹ますと、下腹部に収縮感を得られると思います。それが腹横筋。
その状態で手や足を動かし、腹横筋による腹部の引き込みが解除されないように動くことが、
腹部のコントロールになります。
腹部のコントロールがうまくできなければ、手足を動かした際に、腰の反り感や背筋を使っている感覚に
なってしまいます。それでは反り腰を強めてしまう可能性があります。
まずは仰向けで行うものから始めましょう!
次に動画をアップします!
腹部コントロールエクササイズ
様々な方法はありますが、その中でも2つご紹介します!
①アームワークス(腹部コントロール下での手の動き)
【方法】
仰向けになり、両手を天井方向へ挙上する。この時なるべく指先を天井に伸ばすことがポイント。
そこから軽くドローイン(おへそを引き込む)して、お腹周りを平らにする。
その状態をキープしながら両手をバンザイしていく。
手をバンザイしていく際に肋骨が開かないように注意。
お腹が引き伸ばされて使っている感覚があれば、バッチリです。
10回2セットを目安にやってみましょう。
②デッドバグス(腹部コントロール下での手足の動き)
【方法】
①と同じくお腹を平らな状態にする。(ドローイン+肋骨閉じる)
その状態から対角の手と足を動かしていく。(クロスライン)
これも同じくお腹が引き伸ばされて使う感覚があればOK。
足を動かしていくので、より腹横筋による下部腰椎の安定が必要になります。
腰が反ってしまう感覚があれば、ドローインを見直してみましょう。
(肋骨の閉じる感覚があまりないと、このエラーは起きやすいです)
これらはあくまでも1例です。
次回は重心の位置を変えたもの(四つ這い、膝立ち)をご紹介します。
重心の位置を高くすればするほど、腹部のコントロールの難易度は上がります。
(仰向け→膝立ち→立位)
【腹横筋による腰部の安定→胸椎動かしやすくなる→胸椎伸展を作りにいける→猫背・反り腰改善へ】
まとめ
・胸椎伸展(胸部の動き)には、腹部のコントロールが必要
・背骨を安定させた状態での動きが必要だからインナーマッスルから使おう
・腹部のインナーマッスルである腹横筋をしっかり使っていこう
・腹部コントロールエクササイズご紹介
スタジオ情報
《理学療法士監修!ペア、グループでも◎》
整体&ピラティス Studio BOOST 北浦和
埼玉県さいたま市浦和区北浦和4–5–16 303号室
【アクセス】
北浦和駅西口より徒歩30秒♪
隣にコインパーキングもございます!
【営業時間】
9:00~19:00(最終受付18:00)
【定休日】
日曜、祝日定休
【TEL】
070-3170-0509
[埼玉県/さいたま市/北浦和/浦和/ピラティス/整体/ダイエット/首肩こり/腰痛/肩甲骨/巻き肩/眼精疲労/小顔/リフトアップ/リンパ/ストレッチ/マシンピラティス/カップル/ペア/同時/2人/3人/グループ/ブライダル/お試し/姿勢改善/ヒップアップ/くびれ]