マシンピラティスvsマットピラティス

こんにちは、理学療法士の島田です。

皆様、最近マシンピラティスが大流行しているのはご存知だと思います。

大手フィットネスジムに導入されたり、マシンピラティス専門スタジオができたり。

マシンを使ったピラティスとマットでのピラティス、どのように違うのか、

僕なりの見解をしてみようと思います。

それぞれメリット、デメリットはあります。

目次

マシンピラティス

マシンを使ったピラティスについてです。

大きな機械のようなものがたくさんあるのをみたことがある方は多いのではないでしょうか?

ピラティスで用いられる機械はいろんな種類があります。

リフォーマー、チェア、タワー、バレルなど、ざっと王道はこのあたりです。

このマシンの多くには、バネが用いられて、それを負荷として使っていきます。

ピラティスの開発者、ジョゼフ・ピラティス氏は、
このバネを使った抵抗運動から指導を始めたと言われています。

上記に負荷として、と記しましたが、負荷を増やすだけでなく、減らす役割もあります。

それは伸ばされたバネは戻ろうとする力を生みます。これを使いこなすわけです。

その点を踏まえると、

マットで同じような動きをしても、どうしても他の部位に力が入ってしまい、
“力み”による体のコントロールがうまくいかない場合に、

このバネの戻ろうとする力をアシスト的に用いることで、その運動が可能となるケースがあります。

人は使わない動きは忘却する生物です。アシストしながらその機能を取り戻すということです。

僕自身もセッションの中で、マットを中心に行うことが多いですが、どうしても力みが生まれてしまう場合は、リフォーマーを用いることが多いです。

もちろんアシストだけの役割だけではなく、バネの抵抗を大きくすることで負荷を増やすこともできます。

マットではあくまでも自重を負荷としますが、マシンではそこにバネの抵抗を追加することができます。

マシンは使い方によって低い強度から高い強度まで調整できることが最大のメリットだと思います。

マットピラティス

次にマットで行うピラティスです。

マットピラティスをやる機会は、グループ(大人数)が多いと思います。

(最近リフォーマーのグループレッスンを行うスタジオも増えています)

メリットとしては、大人数でその場の空気感・温度感を楽しみながらできること、
また運動の一環として手軽に始められることが、まずあるのではないでしょうか。

ただ時にはその点がデメリットに働いてしまうのが、マットピラティスにあります。

大人数やセルフエクササイズとしてマットピラティスを行う際に、最大のポイントとなるのが、

“正しく動けているのか?”です。

インストラクターは大人数ではある程度しか見切れません。レベルもある程度しか合わせられません。

楽に感じる参加者と、すごくきつく感じる参加者と、また痛みを感じながらも頑張ってしまう参加者。

その空間の中でもいろんな方が集まります。

僕はパーソナル・少人数にこだわるのはここにあります。

自分の骨格・レベルに見合ったエクササイズを正しい動き方で動くこと。

ここが押さえられていなければ、むしろ体を壊してしまう可能性さえ生まれてきます。

もちろん体を壊してしまうリスクはマシンにもありますが、
マシンを使う際はインストラクターが隣にいることが多く、修正はすぐにできる環境です。
(グループでマシンピラティス、、僕は正直ケガ人が増えるのではないかと不安です。)

そして僕が思うマットピラティスの最大のメリットは、

“自分の体を自分でコントロールすること。”

日常生活の中、またはスポーツをする時に、

当たり前ですが、自分の体は自分で動かしていきます。

ここにフォーカスを当てないピラティスは、どうなんだろうとまで思います。

ピラティスの原理原則、身体のコントロールは
マット上こそ一番効果的でかつ、難易度が高いと思います。

難易度がマットの方が高い?と疑問が生まれると思いますが、
マシンはアシストとして働きますが、マットはアシストがありません。

マットは押さえるポイントが1つの動きの中でもたくさんあります。
だから一見簡単そうな動きでも、ポイント押さえた動きをすると、かなりきつかったりもします。

僕の結論

マシンもマットもそれぞれメリット・デメリットがあるということがわかったと思います。

ではどんなピラティスが一番良いか。

僕の答えは、

“しっかり正しく動ける環境なら、どちらとも最高”です。

はい、“正しく動ける環境なら”が、大前提です。

この流行とともに、たくさんのインストラクターが輩出されていると思います。
どうしても全体量が増えれば、インストラクターの質が落ちることもあると思います。

少なくとも、しっかりとした知識(リスク管理)があるインストラクターのもとで、

自分に向き合う時間をとってみてください。

ピラティスは、振り付けではありません。
1つ1つの動きには、意味があります。
なぜその動きができないのか、それが自分の体にどう影響するのか、をぜひ聞いてみてください。

僕は理学療法士がベースです。
常になぜこうなる?この痛みの原因は?を求めながら、臨床を経験してきました。
解剖学、運動学、生理学が根本にあります。学べば学ぶほど人の体は神秘的かつ繊細だと感じます。

そんな人の体に関わる、何かをもたらす以上は、僕自身のアップデートは欠かしてはいけないと思っています。

ぜひ何か自分の体に悩みがあり、その悩みを諦めていた方、ご相談ください。
正解は1つではないことも多いです。

一緒に正解・解決策を探していきましょう。

スタジオ情報

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